それスノメッセージフォームに送った記録。
それSnow Manにやらせてくださいのスタッフの皆様に意見を送らせてもらった。
正直、#31で炎上した際にそれスノは今後変わっていくのだろうと少し期待したが、#37を観る限り、それはかなり希望的観測だったことがよくわかった。
アンチだと思われて目を通していただけないと残念なので、実際に観た時の感情を40倍くらい丁寧に希釈してカルピスでいったらほぼ水のようなものを送りましたと。備忘録として、大まかな内容をここに残しておきます。
#16 それスノ裁判
・企画自体は面白く、たくさん笑わせてもらった。
・しかし一つ気になったのが、向井さんの優しい性格やメンバーとの交流を面白おかしく「男同士なのに怖い」「気持ち悪い」と表現されていたこと。・有料コンテンツといえど、大勢の人の目に触れる番組で、このようなホモソーシャルな社会を助長する発言をそのまま配信することは、危険なのでは。
・決められた時間と予算の中、収録した内容から不適切な部分を余さず切り落とし、適切な内容に整える作業はとても素人の想像の及ばない大変さだと察するが、そこに発信する側の意識の高さが表れるのでは。この回が、ファンとしてヒヤリとする内容だったことは確か。
#31 リンクコーデ前編
・この回に関して、既に多くの意見が皆さんの耳に届いていたこととわかった上で意見する。
有料コンテンツであるため、視聴者の多くがファンの贔屓目を持っているにも関わらず、それでも大きく炎上したことを皆さんにもう少し重く受け止めていただきたい。・「スカート捲り=可愛い」と表現したことは、Paravi視聴数ランキング1位の番組で「性暴力は可愛らしく、笑えること」であると日本中に発信したことと違わず
それがアーカイブに残っていることは、Snow Manとスタッフの皆さんが日々懸命に作り上げてくださっている番組の内容が、今もなお多くの女性が声も上げられずに受けてきた性被害に加担していることと大差ないのだと、受け止めていただきたい。
・皆さんの発信内容には、一部の女性が勇気を出して、少しずつ変えてきた現状を振り出しに戻すほどの影響力があるということと、影響力と責任はセットだということを、どうか気づいてほしい。
#37 それSnow Manだとおいくらですか?・スタッフこぼれ話で「レニーさんの胸元ばかり見ていた」という話が出た。
・残念ながら、それスノは「番組に協力してくださった方を平気で侮辱し、女性を軽視する番組である」と感じた。
・「外見を性的に搾取すること=笑える話」だと考えるこちらのスタッフ様の感覚を疑う。Paraviだけの配信であっても、大勢の目に触れる可能性があり、地上波同様慎重に敏感になっていただきたい。
出演者の容姿弄り
・ファンしか見ない内輪のコンテンツと、日本中の人が目にする可能性が高いコンテンツでは意識すべきことが違うのでは。・本人が売りにしている身体的個性(もみあげが濃い、顔が大きいなど)を全面に出すことと、本人に選ぶ余地のない性別、国籍、容姿、生まれ育った環境を他者が「貶す」「弄る」こともまた別物。
後者はナンセンス極まりないということを、今一度思い返していただきたい。
ざっくりこんな内容をTBSのメッセージフォームで、それスノ宛に投稿してきたんだが、まさか以前のそれスノ炎上に関して書いたブログから、2ヶ月も経たずにまさか意見を送ることになるとは、という感じではある。
今回はそれスノスタッフの皆様に読んでいただくことだけを考えて、メンバーの発言についてはあまり触れていない。
言われても困ると思う。
だって気づいても誰も何も言えないし、届かんでしょ?
正直、Snow Manのジェンダー観には不安になることがあっても、私のような少数派の意見がネットに転がったところで、多数派意見の濁流にすぐさまのまれることだろう。
当然だ、彼らには大きい方の声しか聞こえない。
それでも少しずつ変わってきている社会に、遅れてメディアもまた少しずつアップデートされてゆき、自分たちの前にわかりやすく「今本当に求められていること」として見えた時にはじめて、そこでやっと彼らも変わるんだろう。
これは嫌味でもなんでもなく、求められていることに誠実で、時代の波に乗ることが上手な9人だから。
ジェンダーギャップランキングで先進国の中でも底辺にある日本だからこそ、影響力の大きいジャニーズアイドルがフェアなジェンダー意識を持っていることに値打ちがあると思うのだけど、残念ながら彼らにはまだ届かない。
と、ここは私の日記のような場所だから、最近胸にぼんやりと漂っていたほんの少しの諦めを吐いたけれど、希望は捨てていない。彼らはまだ知らないから、気づいていないだけだから。そう信じて自分を慰める。
なんといっても私はSnow Manを好きでいる幸福な呪いにかかっているので、この人たちはもうダメだとはどうしても思えないんですね。
彼らの伝えてくれるパフォーマンスはいつだってボーダーレスで、国境も性別も超えていくものだと私は信じているから。ずっと見てたいんだよ。早く気づいてくれ。
書きながら聴いてきた曲の好きな歌詞を載せて終わる。
もしも争いのない未来
誰かが耐えてたら意味ない
夢に見てた自分じゃなくても
真っ当に暮らしていく
今どき。