だてあべ不仲時代の解釈ミスを懺悔する

 

 

舘様の1万字を読んだ。

 

 


そして、だてあべに対する自分の大きすぎる解釈ミスに気づいたので、懺悔の意味も込めてブログを書こうと思う。

先に言っておくと、今から語られることは私の妄言であり寝言です。私のだてあべへの解釈が数ページの記事で大きく変わったということを覚えておきたいから書く。

 


正直今まで、だてこじとめめあべに狂わされたオタクである私に、だてあべを気にする余裕はなかった。

悪気はないのです。カレーライスととんかつ定食に満足している人はカツカレーを頼まないと思う。それと同じです。

 

ただSnow Manを知っていくうちに


阿部ちゃんの大学受験のための活動休止に舘様が良い顔をしなかったこと、滝沢さんの計らいにより本音をぶつけてからは徐々に雪解けが始まったこと。


そのこと自体は認識していたものの、だてあべが私に刺さらなかった理由としては、ひとえに私が舘様サイドの大変な誤解をしていたからだ。

 

 


活動休止前、舘様が阿部ちゃんを引き止めた理由。

それを私は


ただでさえグループの存続が危ぶまれている時期にメンバーが抜けてしまえば、グループとしての輪郭がよりぼやけてしまうから。

仕事より勉強を選ぶのか。

 

そういった当時の状況に対する焦りや未来に対する不安感から生じたものだとこれまでは思っていた。

 


まあそうなるわなあ。

戻ってきてよかったなあ。くらいに思っていた。

 

性格も、優先順位もまるきり違う二人が衝突して溝ができてしまったんだなあ。

 

と訳知り顔でいた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分に往復ビンタをお見舞いしてやりたいくらいに私は反省してブログを書いている。

この一点が、まさに私の犯していた大変なる過ち。

だてあべへの許されない解釈ミスである。

「宮舘が阿部の受験に反対した理由を述べよ」というだてあべ検定チャンス問題につまづいている。だてあべ基礎演習1の単位を落としているので2に進む資格がない。再履確実。

 

 

 


私は先日、舘様の1万字をオレンジジュースを飲みながらゆっくりと読んでいた。そう、概念上のだてこじ。(うるさ)

 

あーさすが舘様だな。とかヨッ国王!とか

そう思いながらオレンジジュースもインタビューも味わっていたわけだ。

 

問題はここから。


インタビューがMis Snow Manの事実上の解体に踏み込み、阿部ちゃん受験期の話題に移ったとき。そこで舘様の当時の阿部ちゃんに対する言葉に、私は横っ面を張られた感覚に陥った。

 

 

勝手に一人で諦めんじゃねえよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………諦める?

 

 

 

 


アキラメル?ギブアップ?え、誰が? 

 

え、阿部ちゃんが?

 

 

 

……………………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


え、宮舘さんあなた阿部ちゃんが辞めてしまうんじゃないかと思って止めてたの?

 

 

 

 

 

 

 

 

新事実すぎませんか?(だてあべ新規2日目)

そらとめるわ。

頭の片隅から記憶にある限りのだてあべの映像やら画像やらが走馬灯のように脳裏をよぎった。

 

ん?だからなに?と思われるかもしれない。

でも、私にとっては大きすぎる衝撃だった。

 

待ってくれと。

おいおい。完全に話が変わってくるじゃないかと。

 

二巻をすっ飛ばして三巻を読み始めていた時のような冷や汗をかいた。私は大きな勘違いをしていた。

阿部ちゃんを引き止めたのは、グループとしての価値が下がるからじゃない。

単に当時の焦りや不満が口をついたんじゃない。

 

 

 

 

舘様は怒っていたのだ。

 


それもグループのために怒ったのでも

自分のために怒ったのでもなく


舘様はただ、仲間が諦めることに対して真剣に怒ったのだ。

 

 

 

 

 

阿部ちゃんに諦めるつもりは毛頭なかったんだろうが、当時の舘様にはわからなかった。

 

だてあべ不仲時代について語る時、舘様の言っていた「俺たち(の今の活動)よりそっち(受験)を選ぶの?と思った」というのは

 

「俺たち(とデビューすること)よりそっち(違う人生)を選ぶの?」


ということだったのか…!


目から鱗が落ちたような気持ちだった。

 

それと同時に、胸が痛んだ。戻ってくるという仲間の言葉を素直に受け止められない頑なさが、舘様が何度も傷ついてきた証拠な気がして。

同じゴールを見て歩いていると思っていたのに、気がつけば違う道を用意して戻ってこなかった仲間たちを、どれだけ見てきたんだろう。

帰ってこない仲間の背中をどれだけ見送ったんだろう。その度に傷ついてきたんだろう。

 

阿部ちゃんが活動休止を申し出た時も、実は舘様は傷ついていたんじゃないかと思うのだ。

自分の見ている夢には変わらずお前がいるのに。

 

それと同様、阿部ちゃんも傷ついたんじゃないだろうか。信じてもらえないことに、認めてもらえないことに絶望したんじゃないだろうか。

 

単に傷つく言葉を向けられたわけではない

自分の譲れない部分に受けた傷は、普通の喧嘩よりずっと深い。

 


今の私は、阿部ちゃんがどんなにSnow Manを大切に思っているか知っている。他のメンバーと同じペースで芸能活動を行えるように1ー2限に授業を詰め込んでいたこと、目まぐるしく忙しかったであろう在学中、合格率4%の気象予報士の資格を誰にも言わずに3年かけて取得したことも、アイドルと気象予報士を天秤にかけられた質問に、緊張しまくり戸惑いながらも「アイドルは天職だ」と笑って言ってのけたことも知ってる。

 

 

でもその頃の舘様はそれを知らない。そりゃそうだ、知らなかったんだ、と当たり前のことに愕然とした。


2011年の舘様は、見送った背中が帰ってくることがありえるなんて知らない。

 

 

 

 

だから怒った。

 


反対した。それでも最後には、信じた。

 

 

 

お前のポジションは空けておくからな、と。

 

 

2018年。大学院の修了式に出て、Jr.祭りに遅れて登場した阿部ちゃんに駆け寄りハイタッチを送った舘様が、さらに時を経て2020年。

 

 

受験のための活動休止の判断は正しかった。

 

あの時間は本当に価値があった。

 

 

と、阿部ちゃんに向けて送っている。

一度は傷つけあった二人がだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

え、何事……?

 

 

 

 

 

 

もしかして私は今、一本の映画を観ているのか。

 

舘様の1万字に混乱し、猛省し、覚えておくために文章に残しているものの、なんだか途中から大学の授業でみた映画の感想を書き留めているような気がしてきた。これの提出っていつまでだっけ。

 

そうなんだな?だてあべは映画なんだな。


だって今、頭の中にエンドロールが流れてるもんな。

 

 


映画()を観た後に2人をみると、感慨深いものがあるし、気づいたことがある。

 


歌、ダンス、芝居。ジャニーさんのお墨付き「なんでもすぐにできる男」宮舘涼太


院卒に気象予報士。ジャニーズ初を個人で二つ掲げる「品行方正才色兼備な男」阿部亮平

 

 

 

なんだか似てないか。

スペックを文字に起こすとまじで2人とも

完璧すぎる。

 

いつ見てもお澄まし顔で熱さを見せない舘様と、可愛らしい笑顔で持ち前のハングリー精神を覆い隠してる阿部ちゃんは、自分の性格における核の部分を、他のメンバーよりも見えない、もっと深い場所に置いているように感じる。

 


似ている、し近い。

2人ともありたい自分像が確立されすぎ。

これはきっとJr.時代からの理性と努力の賜物だ。

 


そんな2人だからこそ

 

冷静な舘様が怒り

優しい阿部ちゃんが譲らなかった。

 

あの時の衝突は一大事だったのだと思う。

 

誰にでもある。見せない部分、譲れない部分、許せない部分。

普段は奥にしまってある核の部分でぶつかり合ったからこそ、この二人にはある種特別な尊敬と信頼が生まれたんじゃないだろうか。

 


一度深く侵入を許したから。

一度互いによって傷ついたから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんだこれ。萌え散らかす。

 

MYOJO様、ありがとう。

私にだてあべ再解釈の機会を与えてくれて。

 

とにもかくにも私は、冷静でめったに怒らなさそうなのに、仲間が諦めることには怒ってしまう舘様が好きだ。  

手に入るかもわからない未来のために、今手の中にあるものを手放せる阿部ちゃんが好きだ。


きっと同じくらい諦めることを知らない二人だ。

 


今思えば滝沢さんの計らいは、二人の氷を溶かすのにお湯を注いだようなことだったんだろう。

飛躍的に2人の雪解けは速まっただろうが、もとより分かり合えないはずがなかった。だって2人とも、こんなに熱いんだもの。

 

 

でも、触れるまでは熱いと気づかない

気づかせないところもまた似ている。

 


こちらが怯むほどの頑固さを笑顔と澄まし顔の下に平然と隠している

Snow Manイチ優等生な二人を大好きになってしまった。